後半は相手の運動量が落ちたこともあり、前半以上にゴール前でプレーする時間が増加。石川隼太(2年)と谷口航大(2年)のタブルボランチを中心にサイドへボールを運ぶと、60分からピッチに入ったFW久保壮輝(3年)も持ち前のパワーで攻撃にアクセントを付ける。しかし、肝心のゴールが奪えず、時間だけが過ぎていった。

 アディショナルタイムに入っても得点が生まれない。誰もがドローを覚悟したが、ドラマは最後に待っていた。90+2分、浦田が右サイドからゴール前にクロスを入れる。久保のシュートは相手GK平井一徹(3年)に阻まれたものの、こぼれ球を途中出場のMF広澤灯喜(3年)が押し込んで待望の先制弾。これが決勝点となり、山梨学院が今季初勝利を手にした。

 

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2020 関東
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2020 関東