ドラマは最後に待っていた。山梨学院、途中出場のMF広澤灯喜が殊勲弾

山梨学院高等学校vs三菱養和SCユース

 山梨学院高等学校が序盤の劣勢を跳ね返し、今季初勝利を掴んだ。

 9月13日、U-18高円宮杯プリンスリーグ関東・第2節が行なわれ、山梨学院はホームで三菱養和と対戦。4-4-2の布陣でスタートしたが、守備がうまく機能しない。3-4-2-1で挑んで来た三菱養和に対し、前線からのプレスがハマらず、後手を踏む展開に。相手の両ウイングバックと2シャドーを捕まえられず、相手にボールを支配される時間が続いた。ピンチも多く、19分には左ウイングバックの武田童男(3年)にクロスを入れられ、右ウイングバックの西久保駿介(2年)にヘディングシュートを放たれる。これは枠外でことなきを得たが、その後も相手に攻め込まれる場面が目立った。しかし、前半の半ばを過ぎると、相手の戦い方に順応。山梨学院が徐々に盛り返していく。

 コンディション不良のFW茂木秀人イファイン(2年)が不在となったが、最前線のFW野田武瑠(3年)、FW浦田拓実(3年)が機動力を生かした仕掛けでチャンスを演出。右サイドハーフの新井総太(3年)もクロスやロングスローで好機を作るなど、リズムを取り戻して前半を終えた。

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▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2020 関東
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2020 関東