競り合う両チーム(写真=石黒登)
後半も昌平がボールを持つ形で展開する中で、東京ヴェルディユースは引水を挟んで橋本陸斗(中3)、MF根本鼓太郎(2年)、DF青木瑠星(2年)と2分の間に3枚替え。するとこの交代が奏功する。橋本のドリブル突破からフリーキックを獲得すると70分、根本の正確なキックに中に走り込んだDF酒井優希(3年)が決めて追加点。さらにその4分後には再び根本のキックから酒井が今度は頭で合わせて3点目とした。
昌平は83分、小見が左サイドを仕掛け、クロスをMF小川優介(3年)がシュート。これは防がれたが、こぼれ球をMF平原隆暉(2年)が決めて1点を返す。その後も昌平は須藤が身体をひねりながら狙う場面もあったが、相手のブロックに遭ってゴールとはならず。直後のMF篠田大輝(2年)のヘディングシュートも枠をとらえることができなかった。
試合はこのままタイムアップ。ホーム昌平がボールを持つ時間帯が長かった中で佐古を中心にしっかりと守り、セットプレーで効果的に得点を重ねた東京ヴェルディが3-1で勝利した。
(文・写真=石黒登)
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