30℃を超す暑さが続く中、15日、選手権東京都大会一次予選も大会5日目を迎えた。駒沢第2球技場で行われた第一試合ではB1ブロック、都立足立新田と駒場学園が激突。共に大会初戦となる一戦に多くの観客が集まった。
対して先制を許した青、都立足立新田。スターティングメンバー11人全て3年生で揃えた一戦、集大成の戦いは追い掛ける展開に。ケアが必要とされるバイタルエリアでのマークが甘くなり、ピンチが続いた。攻撃に関しても連動性を欠き、決定機は作り出せず。前半はセットプレー頼みの攻撃に終始した。
先制後、落ち着いてボールを動かしていく駒場学園。FW草木が起点となり、両サイドを上手く使っていく。さらに、支配率を高めるチームの中で効いていたのはボランチを務める川手海夏斗。バランサーとしての役割も果たしながら機を見ては効果的なパスを供給し、リズムを作り出した。
すると、駒場学園待望の追加点はその川手から生まれる。24分、都立足立新田陣内に攻め込むと、中央から川手が草木へ鋭い縦パスを入れる。攻撃のスイッチを入れるような、まるで合図とも受け止めることができるパスを受けた草木がゴール前へスルーパスを送ると、スペースを狙っていた佐藤健志郎がこのラストパスを落ち着いて流し込んで2点目。攻撃の中心となる選手の絶妙なコンビネーションが生んだゴールで駒場学園がリードを広げ、2対0とリードして前半の35分間を終えた。
