1対1で迎えた後半、最初のチャンスは大東大一。37分、左サイドで相手のクリアミスを拾った9番からアーリークロス。ゴール前に13番が飛び込むも、都立国分寺GKも果敢な飛び出しを見せゴールならず。勝ち越しとはならなかった。
その後はやや大東大一がボールを持ちながらも一進一退の状況が続く。全体的な運動量が減ったこともあり互いにシュートまで持ち込む機会が少なく、膠着した試合展開を見せた。
後半も残り5分、ここでチャンスを迎えたのは都立国分寺。65分、CKのこぼれ球を拾った6番が強烈なミドルシュートを放つもこれは僅かにバーの上。さらに66分には右サイド10番のグランダークロスに中央で2番が合わせるもGKの好セーブに阻まれゴールならず。
試合は互いに決め手を欠き前後半70分を終了。厳しい暑さの中、必死にスタンドから応援してくれる仲間、そしてこれまで一緒に戦ってきたチームメイトに支えられながら戦った両者が繰り広げる激戦もいよいよクライマックス。前後半10分ずつの延長戦に突入した。
次に1点が試合を決めると言っても過言ではない中、再びエンドが代わった延長前半5分、都立国分寺に大きな“1点”が生まれる。中央からのスルーパスに反応したのは5番。左サイドを抜け出すと、落ち着いてゴールに流し込み貴重な勝ち越しゴール。歓喜のゴールにイレブンはスタンドまで駆け寄り懸命に支援を送る仲間と喜びを分かち合った。
2対1。最後は大東大一の反撃をかわし、延長戦までもつれこんだ熱戦に終止符を打った都立国分寺が2年連続の2次予選進出を決めた。
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