“國學院久我山3連覇!帝京との激闘、“勝てると信じていた”PK戦の末制す!

 かたや通算9度の全国制覇、選手権における6度の日本一は戦後最多タイ記録を誇る名門。かたや史上3校目の東京3連覇へ、圧倒的なパスサッカーを武器に歩みを進める絶対王者。帝京國學院久我山によるBブロック頂上決戦は照明の光が差し込む西が丘にてキックオフを迎えた。

 共に準決勝と同じスターティングメンバーを並べて臨んだ大一番、互いに出方を覗うような静かな立ち上がりを経て、ペースは徐々に國學院久我山へ。4-3-3の布陣を敷いて、3トップが上下左右に攻撃の幅をもたらすことで少しずつパスワークが冴え渡る。6分、FW澁谷雅也のボールキープからMF名倉巧、FW内桶峻と繋いでCK獲得。このチャンスにMF鈴木遥太郎がシュートを放つ。さらに澁谷が中央から左へとポジションを移すとより攻撃が活性化。25分、澁谷のパスを受けた名倉がカットインからシュート。これは帝京GK渡辺聖也の好セーブに阻まれるも惜しいシーンがいくつも生まれた。

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