大手前高松vs札幌大谷

 平田は、「セットプレーで、自分のところに入ることは分かっていた。いいボールを入れてくれました」と、このゴールを振り返る。

 その後も、札幌大谷の10番を背負うMF佐野宏太(3年)などを中心とした猛攻を受けた大手前高松だったが、ゴールを割らせることなくそのまま試合は終了。試合を終えた後、大手前高松の三上キャプテンは、「自分たちの粘りが、勝ちにつながって良かった」と総括。

 2大会連続で初戦突破を決めた大手前高松は、1月2日に福井県代表の丸岡と、東京の味の素フィールド西が丘で対戦する予定になっている。昨年は2回戦敗退だった大手前高松が、その先のステージへと進むことができるかどうかに注目したい。

 

(文・写真=池田鉄平)

▽第99回全国高校サッカー選手権
第99回全国高校サッカー選手権