後半に入ると、成立学園は10番の効果的なパスから、試合の主導権を握る。9番、20番のスピードのある2トップが何度も都立三鷹中等教育学校のゴールを脅かし、得点の匂いはどんどん強くなっていく。

 そんな中、後半36分だった。押し込まれる展開となっていた都立三鷹中等教育学校がハーフライン付近でFK得る。ゴールに向かって長いボールを放り込むと、河内がこれを頭でそらし、GKの目の前でわずかに軌道が変えると、見事にネットを揺らしてこれがダメ押しの3点目。試合はこのまま3対0で都立三鷹中等教育学校成立学園を下し、貴重な勝ち点3獲得。10月4日の選手権予選に向けて弾みのつく勝利となった。

</p><p>【取材・文=光森圭佑】</p>

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