9月25日曇り空、安定しない天候の中T1リーグ第17節帝京高校対都立三鷹中等教育学校高等学校の試合が駒沢第2球技場で行われた。
 昇格争いと降格争い、お互いもう1戦も落とせないだけに激しい試合になることが予想される。18時にキックオフされたゲームは開始早々意外な展開に。

 3分に帝京右SB平井寛大がこの試合ファーストシュートを放つと同じく3分、MF5番がDFの裏に抜け出す。するとこれを都立三鷹中等教育学校GKがPAのすぐ外で倒してしまう。これが決定機阻止とみなされレッドカード。都立三鷹中等教育学校は早々に1人少ない状況になってしまう。

 6分、帝京はこれで得たFKを平井が直接狙うが惜しくもゴールポスト。
 都立三鷹中等教育学校も10分、遠めのFKを獲得。17番が蹴ったボールを味方が競り勝ちゴール前フリーで2番がボレーシュート狙うがヒットできず。
 更に13分、右SB10番がインターセプトからロングシュートを放つがGK正面。
 23分にも左サイド抜け出した巽健がグランダークロスを上げ、ファーで待つフリーな味方に繋がる寸前、帝京3番が懸命に足を延ばしてクリアしシュートまで持ち込めない。
 続く24分にも遠めからのFKを10番が直接狙う。アウト回転がかかったボールはGKの目の前で弾むがGKしっかりキャッチする。

 25分には帝京・浅見颯人が左サイドを突破し角度のないところからシュートを放つがこれはGKのファインセーブに阻まれる。
 32分、都立三鷹中等教育学校は河内健哉が右サイドを突破しクロスを上げ、ファーサイドの2番が合わせるが惜しくもゴール左に逸れてしまう。
 35分にはDFライン中盤の間で受けた河内が上手く反転しそのままドリブルで相手陣内に進入しシュートするがうまくヒットせずゴールならず。

 すると帝京は38分に得た右サイドからのFKで先制点を生み出す。
 抜群のキック精度を誇るDF7番が中へ入れるとゴール前でこぼれたボールを平井がオーバーヘッドでゴールを狙うとGKの手をはじきそのままゴールへと吸い込まれた。
 その後も帝京チャンスを作り出すが物にできず前半終了。
 都立三鷹中等教育学校は1人少ない中でも守備が機能しチャンスもあっただけに痛い失点となった。

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