後半直後から流れは都立三鷹中等教育学校。2分に右からのFKをキッカー巽。河内が打点の高いヘディングで狙うがボールは惜しくも枠の外へ。
 6分にもCKのチャンスが続き、13分にも2番がチャンスを迎えるがどれもゴールならず。
 それでも少しずつゴールが近付くと16分、右FKからヘディングで合わせたボールは1度はポストに当たるもこぼれ球に田嶋優也が体で押し込んで同点弾。1人少ない中での得点はチームに勢いを与える。

 しかし帝京も簡単に流れを渡さない。キックオフ直後の17分に19番が右サイドでボールを受けると2、3人かわしてPA内に進入しマイナスにクロスを送ると浅見へ。しかしシュートはゴールマウスの上に飛んでしまいゴールに繋がらない。
 流れは徐々に帝京に傾く。23分に再び浅見。バイタルエリアで縦にパスを受けると素晴らしいターンでDFを振り切りPA内へ。そのまま左足でゴール右隅へ流し込み帝京が2点目を奪い再びリード。都立三鷹中等教育学校も25分に10番のインターセプトから巽へ繋ぎ、2番に決定的なパスを送るがトラップミスしてしまいDFにカットされる。

 28分、帝京は中央で受けたMF長倉昂哉がそのまま中央をドリブルで駆け上がりダイアゴナルに走る鈴木啓太郎へフワッと浮かせた絶妙なスルーパス。鈴木はこれを冷静に流し込み追加点。点差を広げる。その後お互いゴール前まで行くがシュートに行けない場面が続く。その中で42分、都立三鷹中等教育学校がCKから36分に交代出場したCB湯浅辰哉の滞空時間の長いヘディングで点差を縮め監督の期待に応えるが、その後同点弾は生まれず試合終了のホイッスル。
 Tリーグも終盤に入り負けられない戦いが続く今節は3対2で帝京が勝ち点を積み重ねる結果となった。

(取材=佐々木竜太)

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