10月30日肌寒い空の下T1リーグ最終節成立学園中学・高等学校対実践学園高等学校の試合は18時にキックオフ。引き分け以上で優勝という大一番の実践学園と目の前で優勝させたくはない成立学園の緊張感漂うゲームはお互いの色が出た好ゲームになった。
開始2分、成立学園のFW9番の右からのクロスにMF7番が合わせる。ゴールマウスを捉えることはできなかったがこれが両チームのファーストシュートとなる。
その後10分間は主導権を奪い合うハイレベルな攻防が続く。
成立学園はMF8番と10番を中心にGKも加えた得意のボール回しでペースを掴みにかかる。対する実践学園もFW 9番中心にボールを奪ったらどんどん前に出ていき人数をかけた攻撃で成立学園ゴールに迫る。
DFにしても互いに早い寄せと諦めずに体を投げ出しシュートまで持ち込ませない時間が流れる。
ファーストシュート以降、シュートもさせてもらえない成立学園に対し実践学園はじりじりとゴールに迫る。33分に裏に出たボールを9番がDFと競り合い、粘ってマイボールにする。
そのまま持ち運びゴールに迫るが戻ってきたDFに阻まれる。その後36分、39分とシュートチャンスを得るゴールには結びつかない。
そしてこの試合最初のビックチャンスを迎えたのはまたしても実践学園。43分にこの日何度も魅せた自陣からのロングフィードをDFと競り合いながらPA内に進入。走りこんできたFW杉山大周にマイナスのクロス。しっかりと右足で捉えたボールはGKの横を抜けてゴールかと思われたが諦めず帰陣した成立学園DFがゴールライン手前でブロック。ピンチを切り抜ける。このままスコアレスで終えると思われた46分にゲームは動く。
右サイドPA付近で得たFKをMF11番が左足でゴール前に放り込む。DFにクリアされたボールを拾った右SB7番・新井直人がPA外から豪快に叩き込んで実践学園が先制する。再開後のキックオフとともに前半終了。