14日、T1リーグ第12節、FCトリプレッタユースと帝京の一戦が駒沢第2球技場で行われた。虎視眈々とリーグ首位を狙う帝京と、開幕からしばらく苦しんだものの10節、11節と連勝、このまま波に乗りたいFCトリプレッタユース。両チームの思いが交錯するこの試合は、昼間の暑さも和らいだ18時10分、FCトリプレッタユースのキックオフで始まった。
開始早々から攻めるFCトリプレッタユース。10分には、右サイドから19番がクロス。中央で10番がダイレクトにシュート。ワンタッチで次々と多彩な攻撃を繰り出していき、スタジアムをワクワクさせていく。
攻めるFCトリプレッタユースに、しっかりと守る帝京。そんな構図が出来上がりつつあった15分、まず先制したのは帝京だった。10番・鈴木啓太郎が左からDFを振り切って置き去りにしてエンドラインギリギリから低いクロスをあげる。これをニアサイド、15番・橋本希望がゴールネット上部に突き刺し先制。
先制はされたものの、その後もFCトリプレッタユースは圧倒的にボールを支配、攻撃を繰り出す。しかし帝京の守備意識の高さ、DF陣の踏ん張りもあり得点を決めきれない。すると徐々に帝京もボールを回し始める。
42分には帝京がまたも左から鈴木啓太郎。クロスを入れて6番がミドルシュートを放ち、跳ね返ったところを18番・古塚和寛が拾い、右サイドをFCトリプレッタユースDFを引きずりながら突破。止めのシュートを放ち、追加点を挙げ前半を2対0と帝京がリードして終える。