3回戦敗退となった汎愛イレブン

 勝利したアサンプションの守備と攻撃の要でキャプテンの6番MF山本直がこのチームの大黒柱だ。ボランチとして攻撃を組み立てながらチャンスと見れば前線まで顔を出し、危険を察して最終ラインでも仕事をこなす。「前半よくてもそれを持続できないとプリンスやプレミアのチームには勝っていけない」と勝利した後も満足せずチームの課題を口にする。アサンプションはサッカー部創部3年目を迎え創部時のメンバーが3年生になった今年は山本の代にとっては集大成。「去年までは2学年までしかい中で、負けても惜しかったと周りから言われていたけど、僕たちはめちゃくちゃ悔しくて、今年は3学年いるのでもう言い訳はできない。まずは去年の結果を超えて優勝に向けて1試合1試合勝っていきたい」と去年5回戦で大阪桐蔭に1-2で敗れた悔しさは忘れていない。次戦に向けては「千里と汎愛に勝って僕たちが上に行かせてもらうのでその気持ちも背負って戦っていきたい」と話した。

 アサンプション神田哲也監督は試合後「前半自分たちでリズムを作れたのは良かったんですが、最後まで抜け目なくやり続けるというチームのテーマでやっているところで終盤気の緩みがあったのがすごく残念です。そこは来週までに調整して頑張っていきたいと思います」と試合を振り返り。次戦に向けては「4回戦まで勝ち上がってくるチームはやっぱり油断できない相手思うので、攻守とも一試合通して抜け目なく戦っていきたいと思います」と話した。

(文・写真=会田健司)

▽第99回全国高校サッカー選手権大阪予選
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