後半もスタートはピッチをバランス良く広く使う河南が主導権を握る。8番岡田駿、7番小野魁晟が中盤で持ちサイドにスペースを作る。対する豊島も10番長瀬享悟、11番高松竜希がプレスやドリブルで攻撃を牽引する。均衡が破れたのは後半3分、河南は右CKから1度D Fに弾かれたボールを6番森遥斗が鮮やかなボレーシュートでゴールネットに突き刺し先制する。ここから河南が勢いに乗って追加点を狙いにいくが豊島も10番長瀬享悟が必死にボールを追い回し「まず1点」と声を出しチームを鼓舞する。すると後半18分、豊島は11番高松竜希が持ち前のスピードでDF陣を抜き去りGKと1対1になるもGK仁木太一にセーブされてしまう。試合終了間際には、河南が追加点を取り相手を突き放そうと途中交代で入った9番片岡裕希がミドルシュートを打つも1番GK上辻昂征がセーブ。ボールが左下のポストに当たりそれに反応した11番上田唯斗が詰めるも豊島6番小椋啓裕が身体を張って守り切る。結局後半序盤の得点が決勝点となり1-0で河南が勝利し4回戦に駒を進めた。
(文・写真=谷口一樹)
▽第99回全国高校サッカー選手権大阪予選
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