ハットトリック達成の10番田代龍之介

　9月19日、第99回全国高校サッカー選手権大阪予選１次予選3回戦がJ-GREEN堺で行われ、賢明学院と布施が対戦し7−0で賢明学院が勝利した。

　今年の高円宮杯JFA U−18サッカーリーグ 2020 OSAKA２部Aグループ所属の賢明学院はシードの為この3回戦からの登場。対する布施は高円宮杯JFA U−18サッカーリーグ 2020 OSAKA4部リーグ所属。2回戦で登場大阪に2−1で勝利し3回戦に勝ち上がってきた。

　立ち上がりからピッチを広く使いテンポ良くボールを動かしイニシアチブを握ったのは賢明学院。布施はプレスの掛けどころが定まらず、徐々に自陣深い位置まで攻め込まれると決定機を与えてしまう。 前半14分、賢明学院は左サイドを崩すと25番D F中辻俊輝のロングボールから10番田代龍之介がシュートを打つ。するとボールは左に転がりゴールに吸い込まれ1−０と賢明学院が先制する。

　失点をキッカケに布施もエンジンがかかり出すも試合の流れは変わらず。「このゴールで試合が落ち着いた」と、試合後賢明学院悦勝公豪監督が話すように、ここでエース10番田代龍之介が大仕事。 同29分、賢明学院は左サイドで17番池田一陽が起点を作り10番田代龍之介にボールが渡る。ボールをもらった田代は相手を切り返しでかわし「ゴール自体はあまり見えていなかったが、感覚とタイミングで打った」（田代）右足でシュートを決め布施を突き放す。