盤石の試合運びを見せた興國が全国に突き進む

興國イレブン

 10月25日、第99回全国高校サッカー選手権大阪予選中央トーナメント6回戦がJ-GREEN堺で行われ、興國大商学園が対戦し一方的に試合を支配した興國が6-0で勝利した。勝利した興國は準々決勝で大阪桐蔭と対戦する。

 昨年優勝校の興國は5回戦で箕面に6-0で勝利。J1横浜Fマリノス内定の3人GK田川知樹、DF平井駿助、MF樺山諒乃介に加え、J2ツエーゲン金沢内定で既にJデビューを果たしているFW杉浦力斗を擁し、今年の興國はまさに黄金世代といえるチーム。間違いなく優勝候補筆頭だろう。対して「今年は最後まで諦めずに戦い続けるチーム」(寺田尚義監督)大商学園は3回戦で寝屋川に1-0、4回戦で日新に5-0、5回戦で大塚に1-0で勝利。無失点でこの6回戦まで勝ち上がってきた。

 試合は序盤から興國が大商学園を圧倒する。4番MF湯谷杏吏が中盤でゲームをコントロールし両サイドからチャンスをつくっていく。すると20分、両サイドを揺さぶりながら中央バイタルで9番FW杉浦力斗がボールを収める。後ろ向きの杉浦とスイッチした10番MF樺山諒乃介が左に運びながら左足を一閃。ゴール右隅にシュートが決まり興國が先制する。このゴールで勢いに乗った興國は31分、7番DF南拓都が右サイドから低いクロスボールを上げると、左サイドから中に入ってきた11番DF児山雄基がコントロールしてから右足でシュートを決めて追加点。さらに34分、DF南が右サイド深い位置から中央にマイナスのクロスを送るとFW杉浦が合わせる。GKが弾いたとことをFW杉浦が自ら詰めてゴール。攻撃の手を緩めない興國は38分、左SB児山が右足で入れたクロスボールにファーサイドで右SB南が合わせてゴール。興國が2点目と同じく両SBでゴールを挙げ4-0で前半を終える。

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▽第99回全国高校サッカー選手権大阪予選
第99回全国高校サッカー選手権大阪予選