初戦に続き大津が大量得点で佐賀東を下す

大津が佐賀東相手に一挙7得点(写真=井芹 貴志)

 8月1日の第3試合は、初戦で東福岡(福岡)に大勝した大津(熊本)と、初戦で鹿児島城西(鹿児島)と2-2で引き分けた佐賀東(佐賀)が対戦した。

 ゲームはいきなり動く。開始2分、佐賀東の隙をついてラインの裏に抜け出したFW宮原愛輝(3年)が落ち着いて流し込み、大津が先制する。その後は大津が主導権を握って佐賀東陣内でゲームを進める展開。佐賀東も時折ボールを運ぼうと試みるが、大津の速くタイトなプレッシャーに苦しみ、落ち着いてボールを動かすことができない。
 佐賀東がボールを持った状況でもしっかりと守備陣形を作り、早いアプローチからボールを奪って攻撃に切り替える大津は、9分、右のFW半代将都(3年)から中央の宮原へつないで追加点を奪うと、13分にも右MF杉山佳宏(3年)のクロスを受けた宮原が中央で落ち着いてコントロール、ハットトリックとなる3点目を右足で決める。

 佐賀東は自陣での時間が長くなったことで前線の動き出しが停滞、DFやMFがドリブルで運ぶ選択をせざるを得なくなり、結果としてボールを奪われ、再び攻め込まれる悪循環に陥り、集中力も低下していったように感じられる。
 3点リードしても攻め手を緩めない大津は、その後24分に右コーナーキックから半代、31分に相手のミスからボールを奪って持ち込んだ宮原、34分に右の深い位置で粘った杉山の折り返しからDF金子遼太郎(3年)、さらに38分にも左MF大島清(3年)からのマイナスのクロスを半代が頭で合わせ、前半だけで大量7点を奪って折り返した。

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