新居浜西に「狙いを持って」東温に逆転勝ち!
前半11分先制点を奪った東温DF5中村 将丈(2年)
新居浜西は8高橋 晴也(2年)と11大塚 龍登(2年)。東温は9宮本 虎太郎(1年)と9宮田 純弥(2年)が2トップを組む「4-4-2」システム同士によるミラーゲーム。それだけに最終的には両校の「狙い」の浸透度が勝敗を分けた。
8分、先制したのはCKのこぼれ球をDF5中村 将丈(2年)が押し込んだ東温。しかし愛媛県サッカー協会では技術副委員長を務めるなどサッカー学の習得に明るい近藤 尚稔監督から「サイドに散らしてからスペースを突く」明らかな意図を授かっていた新居浜西は、ここで慌てることはなかった。
まずは16分に狙い通り右サイドで起点を作り、8高橋のパスに抜け出した11大塚が同点ゴールをあげると、後半開始直後にも再び大塚が途中出場のFW12井野 瑞木(2年)のスルーパスに抜け出し逆転弾。
残りの時間、新居浜西はコンディション不良で4谷原 祥介(2年)主力DFを投中交代させざるを得なかった東温に対し、うまく時計を進めながら脅威を与え続け、無駄なリスクを背負わない「シュート0で抑える」戦略を完遂してみせた。
▽第99回高校サッカー選手権愛媛予選
第99回高校サッカー選手権愛媛予選