FW11加藤怜
立ち上がりから試合のペースを握ったのは、習志野だった。7分のファーストチャンスでFW11加藤怜のシュートが決まり先制に成功すると、11分にはMF18佐伯亮太の鮮やかな左足のミドルシュートで追加点。幸先良く2点のリードを手にする。
その後もMF9赤嶺洸の抜け出しや、DF2磯部陸斗とDF5加藤大雅の両SBの豪快なオーバーラップを利して何度も東海大市原望洋ゴールに襲い掛かっていった。
前半終了間際には、そのDF5加藤大雅が右サイドを駆け上がりパスを受けると、冷静にゴール左隅にシュートを沈め、習志野は3点目をゲット。
後半に入ってからは東海大望洋のカウンターを受けるシーンも見られ、一進一退の攻防が続いていった。
それでも、MF7箱崎広人を中継役とした東海大市原望洋の縦に早い攻撃を浴びせられながらも、習志野はしたたかに試合を進めていく。
18分には右サイドで途中出場したFW22森沢駿斗からのパスをFW11加藤怜のシュートチャンスにつなげ、28分には左サイドで途中出場したMF8松本有真のクロスからMF25松村大輝が絶好機を得る。
6分と20分のコーナーキックのピンチでは、GK17下地風太とMF10吾妻駈を中心に堅牢なブロックを築き、これを阻止。26分にはカウンターからMF11中塚大翔の鋭いミドルシュートを受けたが、枠を外れ、難を逃れた。
試合はこのままタイムアップ。習志野が盤石の強さを示して2回戦を突破。一方の東海大市原望洋は、一矢報いることはできなかったが、最後まで攻めの姿勢を貫き習志野ゴールを再三脅かしていた。
(文・写真=編集部)
▽第99回全国高校サッカー選手権千葉予選
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