桐蔭学園が3年ぶりの選手権出場まであと1勝

桐蔭学園イレブン

 強豪校対決は1点を争う接戦となった。

 11月8日、高校サッカー選手権の神奈川県予選・準決勝が行なわれ、第2試合では3年ぶりの選手権出場を狙う桐蔭学園と初出場を狙う横浜創英が対戦。桐蔭学園が前半のゴールを守り切り、1−0で勝利を手にした。

 序盤から互いの良さが出る展開に。桐蔭学園は相手の攻撃をうまく跳ね返しながら、前線のスピードを生かした仕掛けでチャンスを作り出す。対する横浜創英はボールを動かしながら、サイドをうまく使って攻撃を展開。ゴールこそ生まれなかったが、見応えのある攻防が続いた。

 その中で先に桐蔭学園がスコアを動かす。前半終了間際の39分。高い位置でFW立石崇悟(2年)がボールを奪うと、一気にゴール前へと持ち込んで右足でゴールを陥れた。

 拮抗した展開で先手を取った桐蔭学園は、後半は追加点を狙いながらも守備に比重を置いて堅実な試合運びを見せる。主将・DF中島駿乃介(3年)を中心に身体を張った守りで要所を抑え、相手に決定的な場面を作らせない。守備でリズムを作ると、攻撃でも手堅くカウンターを狙って追加点を目指した。

 終盤に入ると、横浜創英に押される場面が増加。桐蔭学園は自陣で辛抱をしいられてしまう。それでも集中力を切らさずに最後までゴールを死守。虎の子の1点を守り切った桐蔭学園が3年ぶりの選手権出場まであと1勝とした。

▽第99回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第99回全国高校サッカー選手権神奈川予選