3年ぶりに決勝で激突
再びタイスコアとなると、桐蔭学園は前に出る。しかし、思い通りにボールを運べず、決定機を作るまでには至らない。すると、徐々に相手に押し込まれ、危険なシーンが目立つようになった。
試合は80分で決着が付かず延長戦へ。以降も途中出場のMF岩根裕哉(2年)などに決定機を作られるなど、自陣で耐える時間が多くなる。しかし、思わぬ形で最大の好機が到来する。前半アディショナルタイムに立石が仕掛けると、ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。これをCB青木祐人(3年)が決め、勝ち越しに成功した。延長後半は桐光学園の反撃に遭い、パワープレーで最前線へ上がったCB奈良坂に苦戦。それでも松尾などを中心に跳ね返し、得点を許さない。このまま逃げ切った桐蔭学園が3年ぶり10度目の出場を決めた。
▽第99回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第99回全国高校サッカー選手権神奈川予選