立ち上がりから1点を追いかける都立深川がゴールに迫る。後半開始早々、都立深川は10番佐藤瞳弥が8番白濱陽晟とのワンツーで抜け出しシュート。これはキーパーに弾かれてしまうも、跳ね返りを再び8番白濱陽晟がシュートを放つが今度はDFに阻まれてしまう。なかなか得点に至らない都立深川だったが、後半8分、9番高橋拓海が左サイドにいる11番大角楓馬にノールックで出すと、11番大角楓馬がクロスを上げる。ファーサイドにいた8番白濱陽晟が持ち直し仕掛けると、都立葛飾商は堪らず高い位置でファール。このフリーキックを、2番山本拓斗が柔らかいキックでファーサイドにいる5番望月星吾に蹴ると、これを頭で叩きつけ、ゴール。試合を振り出しに戻す。

　試合は1-1のままいよいよ終盤戦に突入。後半21分、3番金子秀平が右サイドから大きく展開されたボールを左サイドで得て、これをクロスするも、中で合わせる事が出来ない。この後も都立葛飾商GK石川瑞葵のスーパーセーブに阻まれゴールにはならなかったものの、15番高杉将輝、11番大角楓馬が枠内に強烈なシュートを放つなど、同点に追いついたことで都立深川がペースを掴みチャンスを作り出していく。そして、迎えた同30分、都立深川がついに逆転に成功する。12番萩原颯太が右サイドから中央に折り返す。8番白濱陽晟が足で合わせると、これが見事に決まり値千金の逆転弾となる。そして、このままタイムアップ。都立深川が2-1で勝利し2回戦進出を決めた。

(文・写真＝編集部)