後半5分、都立田無は11番横山圭次郎が右コーナーに触ると4番北澤健斗がゴール前で頭で逸らすもゴールならず。試合が動いたのは同8分だった。東亜学園は、5番関口然が左コーナーをニアサイドで頭で逸らすとこれに反応した途中出場の19番保永陸斗が押し込み値千金のゴール。
 これを機にゲーム展開は激化していく。同11分、東亜学園は19番保永陸斗がインターセプトから運んでシュートを放つも、これは都立田無GK細川海渡に弾かれる。更に右サイドで最終的にボールを拾った2番井瀧叶人がシュートを放つも、またしても都立田無GK細川海渡が立ちはだかる。都立田無も19番平野翔太から7番北村笙真と繋ぎ、4番北澤健斗が左サイドを駆け上がりナイスクロスを上げるも中央で合わせる事が出来ない。同23分、都立田無は、8番伊藤耕作が左サイドで2人を置き去りにしクロス、最終的にこぼれ球を拾った13番佐藤連也が強烈なシュートも相手ディフェンダーに当たりゴールにはならず。同27分には東亜学園が10番服部悠大の左足での絶妙なスルーパスから8番新津結が相手の逆を取る鋭いターンからシュートまでいくも、都立田無GK細川海渡にセーブされてしまう。
 最後まで諦めない都立田無は、相手を押し込み18番杉浦舟がミドルシュートを放つも枠を外れてしまう。後半終了間際に東亜学園は19番保永陸斗が中央突破から相手GKと1対1を迎える。足首をしならせた高度な技術のループシュートを放つも、都立田無GK細川海渡が素晴らしい反応をみせゴールならず。都立田無はGK細川海渡が活躍するも1点が遠く試合はこのまま終了し、東亜学園が接戦を制し、ブロック決勝に駒を進めた。

(文・写真=編集部)

▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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