後半に入り、チャンスを作る淑徳巣鴨に対し都立文京は自分達のペースを作るため、GK牛久保要をビルドアップに参加させてマイボールの時間を作り落ち着かせる。
 互いに決定機を欠くなか、後半28分に試合が動く。淑徳巣鴨2番石井楓真が流れの中で回って来たボールを右サイドの11番馬塲陸にスルーパス、これを冷静に左足で巻いたグラウンダーのシュートで左サイドネットを揺らす値千金のゴール。ゲーム終盤に遂に均衡を破る。
 同点としたい都立文教も後半アディショナルタイム、11番坂井理玖がミドルシュートを放つも僅かにゴールを外れてしまう。

 このまま試合終了ホイッスルがなり1-0で淑徳巣鴨が勝利し、都大会進出を決めた。

(文・写真=編集部)

▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
第99回全国高校サッカー選手権東京予選