東農大一 vs 成蹊

 後半2分、東農大一23番田幡謙侑が左サイドからのクロスにヘディングで合わせるが僅かに枠を捉える事が出来ない。対する成蹊も後半4分、スリッピーなピッチで伸びたボールが左サイドにいた17番土井徹也に渡りこれに合わせるもジャストミート出来ずゴールには至らず。そんな中、後半15分、成蹊は14番川本琉生の左サイドからのクロスに20番福島航介が見事に合わせ、同点に追いつく。
 直後も11番今泉慶太、10番東谷陽平がチャンスを迎え、勢いに乗る成蹊。特に10番東谷陽平は左サイドを爆走し相手の脅威となる活躍。
 反撃に転じたい東農大一は後半35分、5番大塚愛理が遠目から放った無回転シュートは僅かゴール左上に逸れる。成蹊も後半40分、途中投入の9番澤智生が10番東谷陽平からのスルーパスを混戦になりながらスライディングで合わせるもゴール僅か左に外れてしまう。
 ここで後半が終了。1-1の同点で激戦は延長に突入する。

 苦しい後半を乗り越えた東農大一にビッグチャンスが到来。延長前半5分にフリーキックのチャンスを得るとキッカーは11番木幡飛来。キーパー手前に落ちたボールに23番田幡謙侑が飛び込み触るとコースが変わりこれがゴールとなり勝ち越しに成功。更に延長後半5分、東農大一は右サイドでフリーキックを得てキッカー11番木幡飛来が左足で巻いて蹴ったボールはゴール左上角に吸い込まれ、成蹊の息の根を止める。そしてこのまま試合終了のホイッスル。

 僅差の激戦を勝利した東農大一はAブロック2回戦では強豪関東一に挑む。

(文・写真=編集部)

▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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