東久留米総合 vs 早大学院

 都立東久留米総合は後半投入の21番横田朝陽が左サイドバックの位置から駆け上がり、攻撃に厚みを持たせる。両者拮抗した戦いは、前後半80分でも決着はつかず、試合は延長戦へもつれこむ。

 延長では両者途中出場でフレッシュな選手が躍動する。都立東久留米総合は16番桑鶴が右サイドを駆け上がり、19番藤瀬愛斗は前線を精力的に動く。早大学院はFW12番木村啓柊が分かりやすいターゲットとして、前線で身体を張る。
 試合が動いたのは延長後半3分だった。都立東久留米総合が右サイドからのクロスにゴール前で混戦を迎え、9番岩本帆流風のシュートは一度はGK岩田翔真に弾かれるも19番藤瀬愛斗が押し込み、待望の先制ゴールで都立東久留米総合がリードを奪う。
 しかし早大学院も延長後半ロスタイム、16番田口春輝が左サイドから蹴ったコーナーキックで迎えた混戦から最後は12番木村啓柊がボールを押し込んで劇的ゴール、試合終了間際に1-1の同点に持ち込みPK戦へ突入。
 PK戦では都立東久留米総合GK大野優音が二本を止める大活躍をみせ、勝利を呼び寄せた。

 勝利した都立東久留米総合はBブロック2回戦を突破し、準々決勝で駿台学園と戦う。

(文・写真=編集部)

▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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