修徳 vs 都立狛江

 後半開始早々、都立狛江11番小林隼人が左サイドからヘディングで折り返し中央に飛び込んだ20番千葉秀智がボレー、しかし枠を捉えきれない。直後にも6番岩下柊斗が強烈なミドルシュートを放つなど、ゴールに向かう気持ちを見せる都立狛江。
 修徳も後半8分、フリーキックを中央で得ると6番ブワニカ啓太が放ったボールは強烈なブレ球シュートとなりゴールに襲いかかる。しかしここは素晴らしい反応を見せたGK長澤舜がなんとか弾き出し追加点を阻む。更には同15分に修徳は12番高田朝陽がDFラインの一瞬の隙を突きインターセプト、独力で運びシュートを放つもGK長澤舜がしっかり抑える。
 その後も都立狛江GK長澤舜が修徳の猛攻を尽く防ぐ。更に後半途中出場の9番佐藤魁勇が抜群のスピードで攻撃を牽引。すると同24分、都立狛江は11番小林隼人が右サイドからのクロスが流れてきたボールをファーでしっかり足で押し込み、同点に追い付き流れを手繰り寄せる。
 後半終了間際の同39分、ここで修徳にビッグチャンス。都立狛江がファールでPKを与え絶対絶滅のピンチに、この日ビッグセーブ連発のGK長澤舜がシュートストップ、MVP級の活躍で追加点を許さない。
 このまま1-1で前後半を終了、勝負の決着は延長戦へ。

 延長前半3分チャンスは都立狛江、9番佐藤魅勇が相手最終ラインからボールを奪い13番石山靖也へラストパス、これをしっかり決め切り、都立狛江が逆転に成功する。その後も攻め続けた修徳だったがゴールを奪えず結局これが決勝点となり試合終了。チーム一丸となり戦った都立狛江が見事な逆転劇を演じ、2回戦を突破。次戦は強豪関東一と準々決勝で戦う。

(文・写真=編集部)

▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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