國學院久我山 vs 国士舘

 後半も國學院久我山ペースで試合が始まる。しかし、守備の対応に慣れてきた国士舘は守りながら相手のミスを狙い攻撃に繋げ守備から攻撃のチャンスを増やしていく。
 ここでチャンスは國學院久我山、後半19分に11番河合優斗がドリブルで右サイドを抜け出し中央にいる7番吉田圭佑にパス、シュートチャンスもミートする事が出来ない。後半22分には国士舘、8番鈴木太知の仕掛けからフリーキックを得ると11番林奏杜のフリーキックは3番大森彗斗が滞空時間の長いヘディングで合わせる。競合いがファールを取られるも、バーを叩き國學院久我山を脅かす。
 國學院久我山も途中出場の15番梅原陽太が右サイドをコンビネーションやスピードで躍動し、トップの10番有馬大援をセンターバックに下げ相手を撹乱させる。
 両者チャンスを作りながらも追加点を決める事は出来ずこのまま1-1で後半終了、延長戦に突入する。

 最初のチャンスは延長前半2分の国士舘。23番高原史弥から10番竹内謙太がボックス内右寄りでボールを受けるも決め切る事が出来ない。延長前半9分にも国士舘は、20番渡辺大和斗が中央フリーでボールを得ると自らボール運びシュートを放つもゴール右上に外れてしまう。延長戦でも決着がつかず、試合はPK戦へ。PK戦ではキッカー全員が決めた國學院久我山が5-3で制し準々決勝を突破した。

 勝利した國學院久我山は準決勝で関東一と戦う。

(文・写真=編集部)

▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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