西武文理 vs 細田学園 (写真=埼玉通信・石黒登)
細田学園のエースストライカー齋藤真が得点を量産中だ。初戦の伊奈学園戦で2ゴール、2回戦の慶應志木戦でも1ゴールを決めていた10番はこの日もその得点能力の高さを存分に見せた。
序盤は固さもあったという中で先制点を許したが、すぐに切り替えるとチームの流れを変えたのはやはり背番号10。前半18分、「自分はFWなので積極的にシュートにいこうと思った」と強烈なミドルシュート。これはキーパーに弾かれたが、こぼれ球が同点ゴールに繋がった。
さらにその3分後には自らネットを揺らす。MF細島大空からの縦パスが入ると、「相手が8番(細島)に食いついたのがわかった」と縦に勝負。角度のないところから左足で突き刺した。
そして後半12分には武器のスピードを生かして内に切り込みながら左足でゲットして、本日2得点。ちなみに利き足は2点を生み出した左足はなく右足。両足での精度の高いシュートも齋藤の強みだ。自らの2ゴールを含むチームの3得点すべてに絡んだ齋藤に上田健爾監督も「試合前から良い目つきをしていたのでやってくれるかなと思っていた」と信頼を語った。
これで伊奈学園、慶應志木戦に続く3戦連続5得点目。細田学園のエースストライカーは「今大会は得点王を狙っている。そのためにはまだまだ足りない」とゴールへの強い意欲を見せる。
次戦は昨年自身が同点弾を決めながらも、あと1点届かなかった駒場での準々決勝だ。「本当の戦いはここから。去年のリベンジは駒場でしか返せないと思っている。やっぱり駒場で去年よりも点を決めて、チームが1個上、2個上でも勝ち上がっていけたら良い」と齋藤。1回戦、ラウンド16では2得点を決めているだけに「次は行きます!」とハットトリックを宣言した。
記事提供:埼玉サッカー通信・石黒登
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