第一学院vs明秀学園日立(写真=松尾祐希)
迎えた後半も前半の流れを持続し、テンポの良い攻撃で相手を押し込んでいく。後半11分には、中熊が相手の虚を衝くミドルシュートであわやゴールという場面を作った。以降も主導権を握り、相手にペースを渡さない。28分には海老原拓弥(3年)の右クロスから田口大翔(3年)が合わせて加点した。攻撃陣の奮起に守備陣も応え、粘り強い対応で得点を与えない。CBの石橋衝(3年)らが集中力を切らさず、第一学院にチャンスを作らせなかった。
「3バックだとその脇が弱くなるし、攻撃で主導権を握りたかった」と萬場勉監督が話した通り、今季は最終ラインを4バックに固定したことで隙のない戦いを見せた明秀日立が快勝。4年連続の大舞台に向け、まずは第一関門を突破した。
(文・写真=松尾祐希)
▽第99回全国高校サッカー選手権茨城予選
第99回全国高校サッカー選手権茨城予選