直近5年で4度の選手権出場を誇る茨城の強豪・明秀学園日立が好スタート

PKを決めたMF中熊岳琉主将(写真=松尾祐希)

 直近5年で4度の選手権出場を誇る茨城の強豪校が好スタートを切った。

 10月28日、高校サッカー選手権の茨城県予選5回戦が行われ、明秀日立は2014年度に冬の全国を経験している第一学院と対戦。序盤から優勢に進め、3−0で勝利を手にした。

 シード校の明秀日立はこの5回戦が初戦。立ち上がりはやや固さも見られたが、徐々に雰囲気に慣れてテンポの良い攻撃を展開していく。今季からチャレンジしている4−3−3のシステムでボールを支配し、左ウイングの楠原秀翔(3年)、右ウイングの関口祐生(3年)が積極的にドリブルを仕掛けた。相手守備陣も対応できず、何度もチャンスを作り出す。前半22分にはPKを獲得し、主将のMF中熊岳琉(3年)が冷静に決めて先制に成功。続く33分には関口のクロスから楠原が頭で合わせてリードを広げる。「相手が守備的な布陣を敷いてきたので、1点を取るまでは苦労すると思っていた。PKで先制でき、前半だけで2点を取れたのでチームとして落ち着くことができた」と萬場勉監督が振り返った通り、理想的な戦いで前半を終えた。

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▽第99回全国高校サッカー選手権茨城予選
第99回全国高校サッカー選手権茨城予選