鹿島vs明秀学園日立(写真=矢島公彦)

   

 前半序盤から明秀日立が主導権を握ると前半2分、明秀日立DF5坂本岳音のスローインの流れからDF5坂本岳音が中央のMF9堀江海翔へパスを渡すとMF9堀江海翔からFW11楠原秀翔へパスをつなぎそのまま左足からのシュートを放つとゴールネットを揺らし明秀日立が開始早々に先制点を奪う。更に前半18分再び明秀日立DF5坂本岳音のスローインからパスをつなぎ、最後はMF10中熊岳琉からのパスを再びFW11楠原秀翔へとつなぎ今度は右足でのシュートが決まり明秀日立が追加点を決め2-0と先行する。
 鹿島はFW6宮本直弥にボールを集めるも明秀日立ディフェンスに阻まれシュートチャンスが作れない。前半40分には明秀日立MF10中熊岳琉が強烈なシュートを鹿島GK21石川天夢がファインセーブで止めるもそのこぼれ球をFW11楠原秀翔に押し込まれハットトリックとなる3点目を決められてしまう。明秀日立リードで前半を終了、後半戦に突入。

 後が無くなった鹿島は後半早々に選手交代をし攻撃的布陣とすると後半19分、PA内でファールをもらいPKを獲得。そのPKをFW11新山凌風がきっちり決めて1-3、1点を返す。
 その後は鹿島が猛攻を仕掛けるも明秀日立に抑え込まれる。そして後半36分には明秀日立MF10中熊岳琉が県立鹿島のパスカットから後半途中交代出場のFW7海老原拓弥へとパスをつなぎPA僅か外からミドルシュートを放つとゴールネットに突き刺さり明秀日立が追加点で4-1。鹿島を突き放しこのまま試合は終了。
 4-1で明秀日立が鹿島に勝利し準決勝に進出を決めた。

 今季IFA1部リーグ第4節の同対戦では0-6と大敗した鹿島がリベンジを果たすべく挑んだが、明秀日立に先制点を許すと流れを作られ最後までペースをつかむ事が出来なかった。一方明秀日立はFW11楠原秀翔が前半でハットトリックの大活躍、自慢の攻撃力で快勝した。
 勝利した明秀日立は準々決勝を突破し次戦、古河一と準決勝で戦う。

(文・写真=矢島公彦)

▽第99回全国高校サッカー選手権茨城予選
第99回全国高校サッカー選手権茨城予選