鹿島学園は県下のライバル明秀学園日立 を下し、4年ぶりV

ライバル対決

 実に4年ぶりの選手権出場だ。

 11月15日、高校サッカー選手権の茨城県予選決勝がカシマスタジアムで行われ、鹿島学園は昨年度まで3年連続で本大会に出場している明秀日立と対戦。1-1で迎えた延長前半7分にFWエゼ・トベチク(3年)のゴールで勝ち越し、全国舞台への挑戦権を手に入れた。

 試合は序盤からスコアが動く。先手を取ったのは鹿島学園。ロングボール攻勢で相手を自陣に押し込むと、セットプレーなどからチャンスを掴む。前半8分、右SB荒木俊輔(3年)がゴール前にロングスローを入れると、こぼれ球にFW菊谷大地(3年)が反応。うまく身体を入れ替えて右足でシュートを放ち、ネットを揺らした。

 しかし、鹿島学園は序盤の勢いを持続させられない。明秀学園が左SB箕輪竜馬(3年)の攻撃参加を自重させて前線への配球役を任せたため、最終ラインの背後を上手く使えなくなった。すると、徐々に相手がポゼッションできるようになり、鹿島学園は自陣で守る回数が増えてしまう。15分には高い位置でボールを失うと、相手FW堀江海翔(3年)に強烈なミドルシュートを決められてしまった。

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▽第99回全国高校サッカー選手権茨城予選
第99回全国高校サッカー選手権茨城予選