矢板中央 vs 足利清風(写真=松尾祐希)

 迎えた後半、矢板中央は3人を入れ替え、多田に代わってFW久野木力丸(2年)、右サイドハーフの星影虎(2年)に代わってMF小川心(3年)、新倉に代わってDF三河和矢(3年)を投入。フレッシュなプレーヤーをピッチに送り出し、前半同様に猛攻を仕掛けた。

 すると、後半2分にCB島崎勝也(2年)のロングスローからチャンスを作り、久野木がこぼれ球に反応してヘディングで追加点。6分後にも島崎のロングスローから大畑凛生(2年)がネットを揺らし、リードをさらに広げた。以降も攻撃の手を緩めず、途中出場の只友大輔(3年)の右クロスから鷹箸浩輔(3年)がヘディングシュート。これが決まって7点差とすると、76分には小川が鮮やかなループシュートを流し込んだ。その直後にも久野木が決めてハットトリックを達成。終わってみれば9−0の圧勝で危なげなく初戦を突破した。

(文・写真=松尾祐希)

▽第99回全国高校サッカー選手権栃木予選
第99回全国高校サッカー選手権栃木予選