桐生第一vs東山(写真=森田将義)
前半の見せ場は、ポストに当たった17番箱田侑汰のクロスからの3番寳船月斗のヘディング弾のみに終わった桐生第一も後半は反撃を開始。システムを東山と同じ3-4-3に変更し、守備の安定を図ると共に落合らのボールキープから寳船らがサイドのスペースへと飛び出し、見せ場を作った。後半21分には寳船のパスから、45番小林凌大がゴール前にクロス。ファーに流れたボールを5番入澤祥真が合わせたが、DFに阻まれゴールとはならず。以降も東山のゴール前まで進みながらも無得点に終わったため、落合は「運動量のあるウイングバックの追い上げからサイドで崩すのが一つの武器。チャンスは作れたけど、シュートを打ち切れない、決められない場面が多かったのが課題」と肩を落とした。
東山はこの結果により、2勝1分で負けなしを維持。得失点の結果、グループ2位となったが、大会4日目からは上位トーナメント進出を決めた。強豪との対戦によって、チームは確かな手応えを掴んでいる。「練習試合とは違い、勝敗によって上位トーナメントと下位トーナメントに分かれる公式戦に近い緊張感がある。良いチームばかりが来ているこの大会での勝利と、上位トーナメントへの進出できたのは自信になっている。トーナメントを勝ち進めばもっと自信になる。選手権があるとかないとかじゃなくて、この先サッカーをやっていくための自信にしたい」と話すのは畔柳だ。自信をチームとして個人としての力に代えるため、4日目以降も白星を狙いに行く。
(文・写真=森田将義)
▽第8回和倉ユースサッカー大会2020
第8回和倉ユースサッカー大会2020