浦和レッドダイヤモンズユースが市立船橋との1点を争う接戦を制し、開幕戦白星

市立船橋に競り勝った浦和レッドダイヤモンズユース

 浦和レッドダイヤモンズユースが1点を争う接戦を制し、開幕戦を白星で飾った。

 9月6日、埼玉県の浦和駒場スタジアムで高円宮杯JFAU-18サッカープレミアリーグ関東の第1節が行なわれ、浦和レッドダイヤモンズユース市立船橋が対戦。立ち上がりから浦和ユースが主導権を握ると、ピッチを広く使ったサイドアタックで相手を押し込んでいく。

 浦和は4−2−3−1で守備をこなす一方、攻撃時はMF佐藤優斗(3年)、MF盛嘉伊人(3年)の両サイドハーフが中に絞り、右SB松村大也(3年)、左SB福島竜弥(3年)がタッチライン際に陣取って攻撃を展開。トップ下の堀井真海(3年)、最前線の成田安里(3年)も上手く絡み、常に高い位置でボールを繋いでいく。

 一方の市立船橋は相手のスタイルに対応できず、後手を踏む展開に。3−4−2−1の布陣で挑んだが、ボールを奪い切れない場面が散見。CB石田侑資(3年)を軸とする守備陣が何とか踏ん張るが、ほとんどの時間を自陣で過ごした。

 その中でスコアが動いたのは37分。石田のパスを高い位置でカットした堀井がGKとの1対1を制し、浦和に先制点をもたらした。

 1−0で迎えた後半も浦和のペース。ピッチを広く使った攻撃で相手を翻弄していく。しかし、55分を過ぎたあたりから、運動量が低下。セカンドボールが拾えなくなり、市立船橋に反撃されてしまう。60分にFW金子凜(3年)にこの試合初めてのシュートを許すと、以降は危険な場面の連続。しかし、GK川崎淳(2年)の好セーブに救われ、なんとか凌いでいく。最後まで相手の攻撃を跳ね返した浦和はリードを守り切り、勝点3を手にした。

 

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2020 関東
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2020 関東