流通経済大柏、ライバル・市立船橋に2週間前の雪辱を果たす

流通経済大柏イレブン

  流通経済大柏が2週間前の雪辱を果たし、今季3勝目を挙げた。

 11月29日、U-18高円宮杯プレミアリーグ関東の第6節が各地で行われ、流通経済大柏はアウェーで市立船橋と対戦。11月15日に高校サッカー選手権・千葉県予選決勝で0−1で惜敗した宿敵に対し、序盤から一歩も引かずに勝負を挑む。前半は得点を奪えなかったが、迎えた後半7分に並木爽(3年)が決めて勝利を手にした。

 延長後半の終了間際に喫した失点で全国行きを逃してから早2週間。もう一度負けるわけにはいかない。流経大柏にとって、今回の市立船橋戦を落とす訳には行かなかった。「選手権で負けた悔しさを忘れていない」(並木爽)。選手たちは並々ならぬモチベーションで試合に挑んだ。

 立ち上がりからライバル対決らしく、球際で激しい攻防が展開される。互いに素早く相手に寄せ、身体をぶつけてボールを奪いにいった。ゴール前での決定機が限られたのも、中盤で潰し合いを繰り広げたからこそ。その中で流経大柏は最前線のFW森山一斗(3年)やFW新宮海渡(3年)に集め、なんとか相手ゴールをこじ開けにかかった。しかし、得点を奪うことはできず前半を終えた。

【次のページ】 後半に入っても一進一退の攻防が続く。

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2020 関東
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2020 関東