金光大阪vs三田学園

 金光大阪は後半から奪われた後の守備を改善。7番MF正岡哲太を中心にボールを奪われた後の切り替えを早くし、ロングボールを蹴らせず、三田学園FW長野にボールを入れさせない。するとまだ早い時間帯の49分、コーナーキックのこぼれ球をMF石塚が押し込み同点、直後の51分にも再びMF石塚のスーパーミドルが決まる。石塚の連続ゴールで金光大阪が逆転に成功。そこからは金光大阪がボールを保持する時間帯が続くが66分、またもコーナーキックからFW長野が押し込み、三田学園が同点に追いつく。その後は両チーム集中を切らさず、決定的なチャンスがないまま後半が終了しPK戦へ。両チーム1本ずつ止め、GKが2本目のPKもストップした金光大阪が5-4で勝利した。

 勝利を収めた金光大阪の岩松哲也は監督は「今日は今まで出てない引退する3年生を中心にチームを構成した。初めて袖を通し、公式戦を経験するという舞台で結果勝てたことはよかったと思う」とコメント。

 一方、敗れた三田学園の福原幸明監督は「今日は全て1.2年生を起用したが、よく頑張ったと思う。コンパクトな守備は保てていたが前半は下がって守りすぎていたので、後半は少し押し上げていこうと声をかけた。前半3度ほどカウンターのチャンスがあったが、そこを決めきれなかったところが残念だった」と悔しさを滲ませた。

(文・写真=髙森詠人)

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