対する東山はBチームでの大会参戦で、主力入りが期待される1年生が多数プレー。6番MF真田蓮司、47番DF新谷陸斗らによるパス回しでゲームの主導権を握ったが、「FWにボールが入った時にバチっと身体を当ててきて、自由にさせてもらえなかった」(87DF仲里勇真)ため、シュートまで持ち込めない。しかし、ボールに関与する選手を増やした後半は俊足の11番MF阪田澪哉らが決定機を演出。後半5分にはコンビネーションによる崩しから放った10番FW平尾和磨のシュートがポストに当たりながら決まり1点を返した。その後も均衡した試合展開を見せたが、守備の隙を突かれ、2失点。オウンゴールによって、2点目を奪うのが精いっぱいだったが、仲里は「ビルドアップで獲られることが少ないし、守備で負けてしまっているけどクロスには対応できている」と収穫を口にした。
勝った旭川実業は、長代が「チームの甘さが出て2失点してしまったので、まだまだタフさが足りない」と反省を口にしたが、午後から行った第2試合の金沢学院Aとの一戦を制し、2勝1敗でグループリーグを1位で通過。7日から行う上位トーナメント進出を決めた。
(文・写真=森田将義)