この状況をなんとか打開したい神村学園は後半早々にチャンスをモノにする。開始直後の46分。FW福田師王(1年)が高い位置からプレスを掛けてマイボールにすると、ハーフエーラインのやや手前から右足でシュートを放つ。高い位置を取っていた相手GK山田隆博(3年)は慌てて戻ったものの、ボールに触れずそのままゴールイン。期待の1年生FWが鮮やかに得点を奪い、早い時間帯にリードを広げた。

 以降も中盤でボールを回され、相手にチャンスを作られる。しかし、またしても福田がチームを救う。53分、右サイドからボールを持ち込むと、相手CB川越央翔(3年)を弾き飛ばして右足を振り抜く。これが決まり、3−0とした。

 その後も主導権を握れず、相手のパス回しに翻弄される場面が散見。74分には途中出場のFW小野大斗(3年)の左クロスを葭岡に決められるなど、相手の反撃にあった。しかし、それ以外は最後のところで身体を張り、リードを死守。「ボールを握られても最後のところではやらせなかった」と有村圭一郎監督が振り返った通り、粘り強く戦った神村学園が今シーズン2勝目を挙げた。

(文・写真=松尾祐希)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカースーパープリンスリーグ 2020 九州
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