青森山田セカンド vs 盛岡商

 前半20分過ぎに雷の影響で一時中断。流れを断ち切られる形となったが、25分の中断を挟んで再開した後も、高い集中力でゲームを進めていく。しかし、肝心のゴールが奪えない。盛岡商のCB中村涼(3年)らにゴール前で自由を与えてもらえず、前半はスコアレスで終えた。

 後半に入っても、攻めきれない展開が続く。そんな雰囲気を吹き飛ばしたのが、内間だ。サイドから崩し、渡邊がシュートを放つ。惜しくもこれは決まらなかったが、このこぼれ球に反応したのが内間だ。「アピールができれば評価をしてもらえる」と、トップチーム入りに向けて高いモチベーションで開幕戦に挑んでいた男がチームに先制点をもたらした。

 以降は盛岡商のMF欠畑魁星(3年)を起点に攻め込まれる場面が増える。しかし、要所を締めて相手にチャンスを作らせない。終盤にCKからオウンゴールで加えた青森山田2ndは2−0で盛岡商を撃破。“打倒トップチーム”を目指す青森山田2ndが結果を残し、最高の形で初陣を終えた。