1ゴール1アシストと流石の活躍を見せた興國の横浜Fマリノス内定の樺山
10番MF樺山諒乃介(興國)
高円宮杯 JFA U−18サッカースーパープリンスリーグ2020 関西のAグループ第2節1日目が9月5日に行われ、前節試合が無かった為今リーグ初戦となった興國(大阪)が金光大阪(大阪)に3-1で勝利した。
昨年の選手権大阪大会王者の興國は今年、昨年からレギュラーが多かった3年生でタレントが揃う世代。今年に入り海外遠征や国内のアルティマリーグで強豪と対戦し強化を図ってきた。個人ではJリーグのチームに内定している選手たちがJリーグという高いレベルの練習を経験してチームに帰ってきている。それに対して和倉ユースサッカー大会で強化してきた金光大阪は挑戦者として全国から注目される興國を喰ってやろうという気迫で挑んだ。
炎天下の中始まった試合は後ろから幅を使って攻撃を組み立てる興國に対し、金光大阪がラインを押し上げて陣形をコンパクトにして9番MF石上澪矢と11番FW林智史が前から積極的にプレスをかけていく。興國は相手のプレスに対しショートパス主体で剥がしにかかるも、ミスも目立ち相手陣内に侵入できない展開が続く。しかし17分にワンプレーで興國が試合を動かす。「(アルティマリーグ帝京長岡戦の遠征もあり)疲れもあってうまくいかない展開だったけど、どっかで相手のボロが出るのを集中して待っていた。10番なので攻撃の責任は取らないといけないと思っている」と話した10番MF樺山諒乃介が9番竹森大のドリブルで運んだボールをエリア内で受けると、「その前のシーンでシュートを打てたのにスルーパスを選択してしまったので次は何が何でも狙うと決めていた」と細かいタッチで対面したDFからボールをずらしてシュートコースを空けて左足を振り抜きゴール。大黒柱樺山の一撃で興國が先制する。これで興國が優勢に試合を進めるかと思われたが25分、すぐに金光大阪が同点に追いつく。中央左よりで石上の浮き球のパスに抜け出した林が前に出てきたGKより先にボールに追いつき冷静にゴールを決める。追いついて勢いに乗る金光大阪が押し気味に試合を進めるも追加点は奪えずそのまま1-1で前半は終了する。
▽高円宮杯 JFA U-18サッカースーパープリンスリーグ 2020 関西
高円宮杯 JFA U-18サッカースーパープリンスリーグ 2020 関西