京都橘はハーフタイムにGK12番柳本升吾、MF18番幡司凛央、FW10番西野太陽、FW9番木原励の4枚替えを行うと早速交代選手が結果を残す。後半1分、京都橘は交代出場したばかりの木原励、幡司凛央、西野太陽とパスが繋がり、最後は西野が抜け出しミドルシュートを決めゴール。リードを2点に広げる。一方、2点ビハインドとなった初芝橋本は失点後に樫村宝が左サイドからチャンスを作るもゴールまで辿り着けない。すると後半13分、初芝橋本にチャンスが訪れる。樫村宝がGKとDFの間にボールを入れるとそれに反応した10番西淵啓斗が相手G Kが前に出ているのを確認し華麗なループシュートを決め1点差まで追い上げる。このまま追加点を狙う初芝橋本は後半34分、5番瀬浦翔大と得点を決めた西淵啓斗のパスワークから最後は15番大西恒輝にボールが渡りチャンスを作るも京都橘の守備陣に守られてしまう。反撃にでる京都橘は後半44分、木原励が相手守備陣2人を何度もキックフェイントで翻弄し冷静に右足でシュートを決める。初芝橋本を突き放した京都橘がこのまま3−1で勝利した。

 3−1で勝利した京都橘の米澤一成監督は「暑いので90分体力が中々持たなかったのでチームとして課題が見えたのと、戦術トレーニング以外で今回取り組んだ練習ができていてよかった」と試合を振り返った。また、「今回のスーパープリンスリーグでやらして貰えるのは選手達にとっても非常にいい刺激をもらえます。今年初の公式戦なので普段と違った緊張感を持ってやらして貰えているのでレベルの高い試合ができたらと思っています」と話した。勝利した京都橘は次節試合がなく、敗れた初芝橋本は履正社と対戦する。

 

(文・写真=谷口一樹)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカースーパープリンスリーグ 2020 関西
高円宮杯 JFA U-18サッカースーパープリンスリーグ 2020 関西