阪南大高vs大阪産大附
阪南大高は気持ちを切り替え焦らず自分達のペースで後半戦をスタート。縦に急いでいた前半とは戦い方を変え、中央の14番MF稲垣大燿がパスを左右に散らしながらコート全体を広く使いサイドから勝負していく。すると59分、左CKを今西が入れるとゴール前中央で5番DF脇田拓弥が頭で合わせまずは同点に追いつく。さらに68分、後半投入された25番MF田井光が右サイドからドリブルで仕掛けチャンスを作ると最後は今西からのクロスボールに中央で11番FW辻翔真がダイレクトで合わせ逆転。逆転して完全に勢いに乗った阪南大高のゴールラッシュがここから始まる。81分、21番DF松尾大希のパスを受けた田井が右サイドをドリブルで突破しグラウンダーのパスを中央に送ると、走り込んできた10番FW田中大智がゴールを決め3-1。86分、14番MF稲垣大燿が右サイドからドリブルで仕掛け絶妙なボールタッチとタイミングで相手DFを翻弄し、一人で突破した稲垣が最後は左足でシュートを決め4-1。更に88分、右サイドからの田井のクロスに田中大智が合わせ5-1と産大附を突き放す。終了間際の90+4分、またもや右サイドを田井がドリブルで突破すると、田井のグラウンダーのパスに13番MF田中大翔が合わせダメ押しの6点目を決める。後半全くチャンスを作れなかった産大附を尻目に次々と得点を重ねた阪南大高が6-1で勝利した。
勝利した阪南大高はリーグ戦が終了し3勝1分2敗、産大附は未消化の一試合を残し2分3敗とした。阪南大高の濱田豪監督は試合後これから始まる選手権に向け「まずは目の前の試合を一個ずつしっかりとやるしかないのでいろんな選手を使いながらしっかりと勝っていきたい」と話した。10月18日、両チームは選手権5回戦から登場する。阪南大高は清水谷と、産大附は同志社香里とそれぞれ対戦する。両者は順当に勝ち抜けば準々決勝での再戦となる。
(文・写真=谷口一樹)
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