その拓大一高も30分、この試合で再三チャンスを作っているセットプレーでゴール前に押し寄せるが高輪DFも体を張ってゴールを割らせない。
終盤に入ってお互い最後の力を振り絞る。
37分、拓大一高はまたしてもセットプレーから石原が競ったこぼれ球を南方直輝がシュート。これもゴールラインを割ることができない。
38分には今度は高輪風間慧が右から切り込んでのシュート。これは拓大一高GK天野政仁に防がれる。
試合終了間際には拓大一高のチャンスを演出してきた石原が前線へ上がりパワープレー。しかし高輪DFも最後まで集中を切らさずそのまま試合終了。
80分間の中の1本のロングボールが勝敗を分けた格好となった。
(取材=佐々木竜太)