しかし後半30分、同じく左サイドからのパスをゴール正面で受けた鈴木の左足のシュート。これがネットに突き刺さり、さらに追加点。
最後まで攻撃の手を緩めない関東一は後半ロスタイムにも、角口からのパスを受けた音泉がゴールを決め、7対0で試合終了。
関東一は終始攻め続け、DF陣も最後まで集中力を切らさず、都立東大和を完封に抑え込み、次戦に向けて、弾みのある勝利となった。
結果的に大差での敗戦となってしまった都立東大和だが、試合終了のホイッスルが鳴るまで、ベンチ含め、誰一人戦う姿勢を崩さず、最後まで戦い抜く姿は心を打たれるものがあった。
先輩達の涙を含んだ熱い想いは、後輩たちがきっと受け継いでくれるだろう。
【取材・文・写真=光森圭佑】