U-16日本代表は3位決定戦へ(写真=松尾祐希)
反撃したいU-16日本代表は右サイドハーフの橋本陸斗(東京ヴェルディJrユース/中3)が得意のドリブルで局面の打開を図る。しかし、相手の守備には阻まれ、決定機を作るまでには至らない。34分には橋本が左サイドに流れてクロスを上げたものの、精度を欠いて直接ゴールラインを割ってしまう。
攻守がかみ合わないまま、0−2でハーフタイムを迎えた。
後半に入り、日本代表はメンバーを3名変更。右SB齋藤晴(JFAアカデミー福島U-18/1年)、福井、FW福田師王(神村学園/1年)を下げ、植田悠太(京都サンガU-18/1年)、坂井駿也(サガン鳥栖U-18/1年)、FW内藤大和(ヴァンフォーレ甲府U-18/1年)を投入して反撃を試みる。
しかし、U-16日本代表は出端を挫かれる。43分に青島健太(3年)のラストパスから東廉(3年)が右足でゴールを決め、勝負を決定付ける3点目を奪われた。
相手のプレースピードに慣れたその後は持ち直し、積極的に攻撃を展開。相手陣内へと侵入する回数も増え、決定機が作れるようになった。すると、60分に石川晴大(清水エスパルスユース/1年)の右クロスに内藤が反応。ニアで技ありのシュートを決めて1点を返した。
以降も交代メンバーを使いながら、ゴールを目指したU-16日本代表。しかし、ビハインドを跳ね返すまでには到らず、このまま1−3で敗れた。