長崎日大vs佐世保南(写真=藤原裕久)

 「今年のチームは例年と比べたら荒削り。けが人もまだ多いし、ポテンシャルは高いけれど、細かな技とか、器用さとかがまだない。伸びしろはあるけれど、まだチームにはなっていない」

 亀田監督の言葉を裏付けるように、チームとしての未成熟さを露呈する長崎日大に対し、佐世保南はボールを持たれながらも、足下の技術がある川内琉偉と松村賢悟の2人がカウンターを仕掛け、長崎日大ゴールへ迫っていく。追加点が奪えない時間の続く長崎日大は、後半10分に攻撃の軸と期待する中村大翔と山口大斗を下げて、道脇颯大と森本大夢を投入。だが、この荒療治でも佐世保南の手堅い守りを崩すには至らない。

 それでも地力で勝る長崎日大は、後半29分にゴール前のこぼれ球を道脇が押し込んで追加点を奪取。しかしその後も、佐世保南のカウンターにあわや失点というシーンを作られるなど、長崎日大伝統の流れるようなボールのつなぎは見られないまま試合は終了。2対0で長崎日大が辛くも佐世保南を退けて、高校サッカー界の名伯楽、小嶺忠敏監督率いる長崎総科大附の待つ2回戦への進出を決めた。

(文・写真=藤原裕久)

▽令和2年度長崎県高等学校新人体育大会
令和2年度長崎県高等学校新人体育大会