創成館、地力を見せて長崎工に逆転勝利!
長崎工 vs 創成館(写真=藤原裕久)
1月17日、長崎県内の各地で第55回長崎県新人体育大会サッカー競技の2回戦が行われ、2週間前に全国高校サッカー選手権を戦ったばかりの創成館が、大村市古賀島スポーツ広場での第1試合に登場。長崎工と対戦し前半に先制を許しながらも、後半に2点を奪い、初戦を突破して準々決勝へと進出した。
「選手権が終わった後、自宅に3日ほど待機をさせて、さあ、練習しようと思ったら、大雪が降って3日くらい練習ができなくて、新チームでまともに練習やれたのは、1週間くらいですね」
試合後、久留貴昭監督がそう明かしたとおり、チーム状態が読めない中で大会初戦を迎えた創成館だが、チームの出足は悪くはなかった。縦に素早くボールを展開し、長崎工陣内へ攻め入ると、サイド攻撃やセットプレーでチャンスシーンを作っていく。対する長崎工業は5-4-1のブロックを作って対抗し、立ち上がりの守勢をしのいでいく。
攻める創成館、守る長崎工という展開の中、スコアが動いたのは前半15分。ゴール前に上がっていた長身の松尾華道をターゲットにしたFKから、こぼれたところを髙尾春陽が決めて、長崎工がリードすることに成功する。まさかの失点を喫した創成館は、その後もボールを持って攻めていくが、攻撃のリズムが単調で長崎工業のブロックを崩せず。逆に長崎工の髙尾、深山壮汰・松田一輝によるカウンターを受けるなど、創成館らしくない時間が続く。
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▽令和2年度長崎県高等学校新人体育大会
令和2年度長崎県高等学校新人体育大会