長崎総科大附 vs 長崎日大(写真=藤原裕久)
延長戦でも集中を切らさない両チームは、その後もジリジリとした攻防を続けていくが、迎えた延長17分、長崎総大附属の攻撃を守りきった長崎日大が速攻を展開。相手の守備が乱れた隙を突き、山口大斗のパスを受けた加藤孝太郎が落ち着いてゴールを決めて1-0。そのまま試合を終了し長崎日大が激戦を勝利した。
「前半に失点していてもおかしくなかった。そこで失点しなかったことでウチの流れになっていった」
試合後、亀田監督はそう語り、奮闘した守備陣を称えた。一方、敗れた長崎総大附属の八戸寿憲コーチは、「昨年の選手権決勝と同じような形(0-0からの延長戦後半終了直前に失点)で、また負けてしまった」と昨年末と同じ負け方をしたことを悔やんだ。長崎県新人戦で直近10年の内9回の優勝を誇る常勝校を破った長崎日大が、次戦へ進む権利と、大きな自信を手にした一戦だった。
(文・写真=藤原裕久)
▽令和2年度長崎県高等学校新人体育大会
令和2年度長崎県高等学校新人体育大会